8月2日、8時半くらいに起きたかな。午後から予定があるから、そのために仕事をぐいぐい進める。家を出る頃には疲れて眠くなっていて、その日の気圧も相まってとてもだるかった。
原宿で同居人と合流して短い用を済ませる。たまに同居人のテンポにじりじりしてしまう日があって、それがこの日のこの時間だった。暑いし疲れているからだと思い、滑り込みで岡本太郎記念館へ。出る頃にはすっかり忘れていた。
青山のあたりを抜けて外苑へ向かう。夕方になって涼しくなったとはいえ夏の気候だ。ぽつぽつ話しながら歩く。景色の話とかをできるのが嬉しい。路上に大きなみみずが落ちている。まだ熱が残っているだろう表面を避けて、うっすらと苔の生えた溝の土を頼りに力無く進んでいる。街路樹の根元に落ちている枝を拾い、救出を試みる。たまに、こういうことがしたくなる。枝をグイと差し向けると、その先で潰してしまいそうな柔らかさ。周囲を見張ってくれていた同居人の、人来る、で一旦脇にどく。ウォーキングだろうか、軽装の小柄な女性が近くを通りながら私たちの見下ろしていたところを不思議そうに見つめて歩速を緩める。声をかけられるのが億劫で視線に気づかないふりをするけど、女性は温和な声でみみず、助けてあげるのねと話しかけてくれた。2人に見守られながらそっと枝を差し出す。うまく引っかかってくれて、横の植え込みにみみずを置く。女性は一緒になって喜んでくれて、なぜか私がお礼を言って別れた。ぽつんと生まれた点で接してすれ違う人。不思議な高揚があった。植え込みもかさかさの落ち葉が積もっていて心配になり、しばらく見つめる。わずかに動くみみず。すれ違う。
南青山のマンダラで、小山田壮平さんと工藤祐二郎さんのライブ。ゆるりとひらけた空間に2人の音と声がにじんでいって、それはもうご褒美みたいな日だった。こんな日があればと思う。